Fool on a hill

読んだ本やら、趣味の話やらを徒然なるままに書いていきます。

なんちゃって表彰制度は素晴らしそう

最近、なんちゃっての表彰制度を作った。 月に2名、Growth Mindsetで頑張った人、要するに、チャレンジして頑張った人を選び、表彰するというものである。 その表彰の賞は「フクロウのシール」である。このフクロウのシールも、生成AIを駆使しつつ、自作した…

「仕事を抱え込む」という問題について

最近、あるメンバーが、自分の仕事を抱え込んでしまい、最終的に「無理だ〜」となって、いきなり「いったん暫定対処をした上で、その後、最終形に持っていく」という提案をしてきた。 幸い、タイミング的にはまだ時間の猶予があり、本来の方向性(最終形に持…

しっかりフィードバックする文化をつくろう

偉い人が失言をしたというニュースを時々見る。 こういった偉い人は、これまでの人生の中で似たような発言をしてきたが、これまでの立場ではあまり問題になっておらず、ある程度、偉くなった時にそのまま発言してしまって、失言とみなされたということかなと…

「最大の学びは何ですか?」

最近、若手(社会人3年目ぐらい)のプロジェクトのReviewをする機会があった。 そのプロジェクトは、研修の一環でもあり、「若手が自ら提案して主体的に動く」という主旨のものである。 私は、育成担当としてReviewをしているので、プロジェクトの内容もRevi…

教育における変革について

最近、ちょっとしたきっかけで、いかに教育を変えていくべきかというのを少し考えた。また、「スクールシフト」という本も読んだ ↓ www.meijitosho.co.jp ここに記載されている内容は、いろいろあるのだが、いくつか抜粋すると、 主体的に考える、発言する、…

合宿

この金、土と伊豆の方に合宿に行ってきた。 何の合宿かというと、組織の中期戦略を考えるために伊豆のホテルに集まって集中的に議論しようという感じである。 結論から言うと、行ってよかったなと思った。良い議論ができたかどうかはわからないが、同じ場所…

"Humor, Seriously"を読んで

先日、「Humor, Seriously」という本を読んだ: この本の主張を端的に言うと、 職場にもっとHumorを増やすべき! Humorのセンスのある人は、より出世し、リーダーのポジションに就く 真面目さと楽しさ/軽薄さのバランスが取れた文化は、チームのパフォーマン…

日傘男子

日傘を買った。 正直、「男が日傘をさすなんて」と思っていたが、あまりにも暑いのと、「最近は、男性でも日傘をさす。日傘男子と呼ばれている」というのを聞いて、買ってみようかなと。 結論としては、確かに涼しくて、素晴らしいなと思った。 家から駅まで…

Flexibility/Agilityを持つために

ふと思ったので、頭の中の整理も込めて書いてみたいと思う。 今、チームでは、ある会社のProduct(整理上は、PaaS)を利用している。3年前払い契約でそこそこの金額の契約である。 もうかれこれ10年ぐらい利用しており、チームは社内のユーザ向けにそのProdu…

言い続けるべきか否か

他の人に「○○は良くない。××をすべき」ということがあると思う。 例えば、子どもに「勉強した方がいい」というのもその1つであり、チームに何らかの課題があった場合に、そのチームの管理者に「××をした方がいい」というのもその1つである。 この場合に、そ…

Dialog in the Darkに参加して

昨日、所属する部署の研修(?)として「Dialog in the Dark」というものに参加してきた ↓ taiwanomori.dialogue.or.jp ネタバレになるので、詳細は書かないが、非常に勉強になった。 最近、DiversityとInclusionという考えがよく出てくるが、Diversityはと…

「失敗」を「失敗」と認識するために

前回に続いて、「Black Box Thinking」を読んで感じたことを書きたい。 前回の記事の最後の方に 「人は、失敗やミスから目を逸らす」、「人は無意識の内に失敗を失敗と認識しないようにしている」 と書いたが、この本によると、例えば、ヒトは、 失敗を隠す…

「Black Box Thinking」を読んで

「Black Box Thinking」という本を読んだ。日本語訳だと「失敗の科学」というタイトルらしい。 ちょっと前に村木厚子さんの本を読んだのだが、その本の中で「良い本」と紹介されていたので、読んでみた。 また、ちょうど「次、何を読もうかな~」と考えてい…

人を変える、組織を変える

ちょっと頭に浮かんだので、忘れないうちに書いておきたい。 人や組織において、「変わりたいけど変われない」、「変革は難しい」という話をよく聞く。 今、読んでいる本には、 Unlearnが大事 過去の成功体験を振り返り、その体験に紐づく価値観や感情を理解…

主体性をもって仕事をすることについて

先日、チームの若手と話していたら、 上の人から「この仕事はあなたが自由にやっていいよ」と言われると主体性をもってやることができる。 一方、今のチームは、そういう明確な役割分担がない中、「主体性をもってやってほしい」と言われていて、少しやりに…

判断と選択を意識して切り分けるべし

先日、ある本を読んでいると、以下のような記載に出くわした: 判断と選択という2つの考え方を切り分けるべき 判断とは「最良のもの、最適なものを選ぶこと」であり、理由付けや正当化が可能 選択とは「ただ選ぶこと」であり、好きだから好きでもOK 人生で大…

まずはリーダーとして行動しよう、そして、その後にリーダーとして考えよう

「Act Like a Leader, Think Like a Leader」という本があるらしい。読んだことはないけど、そのSummaryのような文章を読んだ。 そのSummaryによると、そのタイトルの通り、 まずはLeaderとして振舞い、その後にLeaderとして考えよう。 最初にLeaderとしてど…

コロナが始まって以来、初めての出張

今日、コロナが始まって以来、初めての出張(仙台への日帰り)をした。 正直、わざわざ仙台まで行く必要があるのかと思ってはいたが、行ってみて、仙台にいる人と話すことで、「あ~、やっぱ楽しいな」と思った。 結局のところ、人は、いろいろな人と交流す…

小学6年生の30秒スピーチを聞いて

先日、子どもの小学校の「卒業を祝う会」なるイベントに参加した。 そのイベントとは、「もうすぐ卒業する小学6年生の一人ひとりが、30秒間、好きなことを話す」というものである。 「好きなこと」とは、具体的には、小学校6年間の思い出やら将来の夢やらで…

「だから僕たちは、組織を変えていける」という本を読んで

先日、「だから僕たちは、組織を変えていける」という本を読んだ。 「あなたにとってのLeadershipとは何ですか?」という質問をしたときに、「Visionを掲げて引っ張る」という回答をする人がとても多い(気がする)。特に、若い人ほど、そう答えてしまう人が…

日本人は不安を感じやすい遺伝子を持っているらしい

日本人は不安を感じやすい遺伝子を持っている確率が高いらしい 具体的には、セロトニン・トランスポーター遺伝子のS型保有率が約80%であり、このS型を持っていると、安心感をもたらす神経伝達物質であるセロトニンの分泌量が少なくなり、不安を感じやすくな…

辛い時にどう乗り越えるか

先日、何気なくYouTubeを見ていたら、本田圭佑が以下のようなことを言っていた: 【本田圭佑】クロアチア戦でPKを外した南野拓実に正直な意見をぶつける!!【カタールW杯/日本代表/切り抜き/ゴール/モナコ】 - YouTube Interviewer: 辛い時にどう乗り越えるべ…

「GRIT」を読んだ感想

Angela Duckworthの「GRIT」という本を読んだ。 一言で言うと、 偉業を成し遂げる人、成功する人は、やり続けることができる人、やり抜くことができる人である 具体的には、Perseverance/ 忍耐(何度でも立ち上がり、ハードワークする)とPassion/ 情熱(深…

先輩の背中を見て育つ。それが文化になる。

今日、ある若手(といっても4年目ぐらい)と1on1をしていると、 あるプロジェクトについて、面白くなってきた。モチベーションが上がっている。プロジェクトの進め方について、AさんやBさんのやり方を見てきた。ああいう感じで人を巻き込みながら進めたい。 …

1on1はやはりいいなと思った話

先日、チームの若手の人と1on1をした。 その人は、7月にチームにジョインしたので、チームに来てちょうど3ヶ月ぐらいである。また、入社4年目ぐらいのはずなおで、まだ20代の後半である。ちなみに、私はそのチームの一員というよりかはアドバイザ的な位置づ…

遺伝子をONにして生きていく

先日、「生命の暗号」という本を読んだ。著者は、村上和雄さんという分子生物学者である。 この本のポイントは、ずばり 人間の遺伝子の情報量(文字数)は約30億だが、そのうちの5~10%しか働いていない すなわち、90~95%の遺伝子は眠っている 環境を変えて…

"Man's Search For Meaning"を読んで

"Man's Search For Meaning"という本を読んだ。著者はアウシュビッツ収容所を生き残った精神科医である。 この本のメッセージは、 人は環境や状況に対して自由ではない。すなわち、人は環境や状況により影響を受ける しかしながら、人は、その環境や状況に対…

AmazonのFulfillment Centerについて

先日、AmazonFulfillment CenterのYouTube動画を見た↓ www.youtube.com 2:15ぐらいから始まる「同じようなものをまとめて格納するより、ランダムに格納した方が効率が良い」というところに、Amazonの凄みを感じた。 いわゆるDXを行う場合に、これまでの手作…

ダイバーシティについて

先日、村木厚子さんの講演を聞いた。ダイバーシティについていろいろな切り口でお話をしていただき、とても勉強になった。 以下に「へ~」と思ったことを書き留めたい。 『風土は「風」の人と「土」の人が創る』 その講演の中で『風土は「風」の人と「土」の…

「パラコンシステントワールド」を読んで

澤田純の「パラコンシステントワールド」という本を読んだ。 この本の言いたいことは、ざっくり言うと、 それぞれの生き物は主観的な知覚世界(環世界)に生きており、無数の環世界が存在する。すなわち、多様性のある世界である そして、この世界の住人は、…