Fool on a hill

読んだ本やら、趣味の話やらを徒然なるままに書いていきます。

「The 7 habits of highly effective people」を読んで 〜 Part 3 〜

前回、前々回に引き続き、「The 7 habits of highly effective people」を読んだ感想を書く。

今回は、Part 3のPublic Victoryについて。

人生とは、Team Sportであり、Habits 1, 2, and 3でしっかりとした個人の基礎を築いた上で、EffectiveなInterdependence (人間関係) を築く必要がある、というのが、Part 2 (Habits 1, 2, and 3) から Part 3 (Habits 4, 5, and 6) への流れである。

すなわち、人間関係を築くための最初の場所は自分自身であり、Circle of Influenceの内部であり、自分自身のCharacterである、ということ。

もっと具体的に言うと、

  • Proactiveに行動する(Habit 1)
  • Correct principlesの中心にいて、自分自身のValuesに基づいて行動する(Habit 2)
  • 人生の中のPrioritiesをOrganizeし、Executeする(Habit 3)

をすべてしっかりとこなした上で、豊かで、長続きする、生産的な人間関係を築くことができる、というのがポイントである。

The Emotional Bank Account

Courtesy, Kindness, Honestyを通して、Emotional Bank Accountに貯金することができる。貯金があると、Communicationは簡単であり、相手とEffectiveに進めることができる。

6つの貯金(Deposits)のやり方:

● Understanding the Individual: その人を理解する。

● Attending to the Little Things: 人間関係では、小さな積み重ねが大きなものになる。

● Keeping Commitments: 約束を守り続ける

● Clarifying Expectations: 自分の役割と相手の役割を明確化する。

● Showing Personal Integrity: 二枚舌はだめ。陰口を叩かない。

● Apologizing Sincerely When You Make a Withdrawal: 間違ったことをした場合には、強い意志を持って、すぐに心から謝る。それが大事である。

要するに、「真心を持って、親切に、かつ、正直に人と向き合うと、その人から信頼され、その後も良い人間関係を築くことができる、一緒に仕事をするときには、効果的に進めることができる、そして、その人に助けてもらうことがある」ということかと思う。

これを読んだとき、無意識のうちにやってきたのかもな、と思った。

仕事をするときは、明確に上記6つのことを意識してやっていたわけではないが、中途半端にやるのではなく、常に全力で、かつ、早く対応するようにしていた。結果として、上記6つ(1つ目はできていなかった気もするが)をしっかりやっていたのだと思う。

少し脱線するが、この「早く」という部分は、仕事においては、こちらが思った以上に価値を持つ場合が多いような気がする。確かに、誰かに「○○をしてください」とお願いして、さっとやってくれると、うれしいものである。逆に、なかなかやってくれず、こちら側で「待ち」の状態が発生すると、少しイラっとする場合がある。

話を元に戻すと、上記6つ(あるいは、5つ)をしっかりとやることで、仕事において、お互いに助け合える、良い人間関係を築いてこれたのかなと思う。

2014年ぐらいに社内のある技術分野(技術A)の部署から別の技術分野(技術B)の部署に異動したのだが、異動後も、元の技術分野の部署とやり取りすることが多かった。端的に言うと「技術Bを使って、技術Aを行う部署のDXを行う」というような仕事である。

技術Bの部署の人は、技術Aの部署とコネクションがないため、私が橋渡し役となって、いろいろなプロジェクトを行ったのだが、技術Bの部署の人から、「いろいろな人を知っていますね」とよく言われた。

その時は「10年ぐらい技術Aの部署にいたので…」ぐらいに考えていた。

ただ、2年前の留学中に当時を振り返る課題があり、改めて考えてみると、技術Aの部署にいる様々な人とのコネクションは、単にその部署にいたからというわけではなく、その部署で「周りの人たちと助け合いながら、常に全力で仕事をする」ということをやってきたからだなと思うようになった。

この考え・姿勢は引き続き大事にしていきたいと思う。

Emotional Bank Accountの一番大事なDepositは、ただ聞くこと、Judgingをしない、Preachingもしない、自分の経験も語らない。ただ聞いて、理解しようとすること。それが大事である

上記6つの内の1つ目のことだが、これが一番難しいと思う。

最近、チーム内で1on1をやるようになって、これは大事だな、という感覚が少しできてきたようには思うが、まだまだだなと思う。頑張りたい。

条件付きの愛では駄目である。条件なしの愛が、人を安心させ、自分が肯定されたと感じる。

子どもと向き合うときは、まさしくこうあるべきだと思う。

もちろん、自分のチームメートに対しても、こうあるべきだと思う。

Productに問題があるときには、Production Capacityを高める良い機会である。人間関係の問題でうまく成果が出せないときは、強固な人間関係を構築する良い機会になる。

これは前向きな考え方であり、覚えておくべきだなと思った。

チームからキーマンが抜けて、一時的にチームのパフォーマンスが落ちた時こそ、Production Capacityを高める良い機会だと捉えて、次のキーマンを育成すべき、ということだなと思った。

Habit 4: Think Win/ Win

最良の選択肢は、状況(現実)に依存する。その現実をいかに正確に読むかが一番難しい。

相手と勇気をもってコミュニケーションを行うことで、真のWin/ Winを実現することができる

最近、自分の周りで「Silo化しているのが問題だ」という話をよく聞く。

同じ部内であっても、隣の担当とうまくコミュニケーションが取れていないし、同じ担当内でも、その中の複数のチーム間でうまくコミュニケーションが取れていない、というのを目にするし、話にも聞く。

コロナで在宅勤務がメインになり、飲み会や雑談が減った、ということもあるが、結局、お互いに勇気をもってコミュニケーションを取ろうとしていないがために、本来、協力することでWin/ Winになることがあったとしても、その「Win/ Winになること」に向けて踏み出せていない、ということかなと思う。

で、そのWin/ Winの形が刻々と変わるからこそ、しっかりとコミュニケーションを取るべきである、ということかなと。

「じゃあ定期的に打ち合わせをすればいいのか?」というと、そうでもないのが難しいなと思う。定期的な打ち合わせだと、形骸化してしまいがちである。

また、「じゃあ何かプロジェクトを考えて一緒にやろう」というと、それはそれで一定の効果はあるが、そのプロジェクトを超えた何かにまで発展しない、という気がする。

何となくだが、あるチームAとあるチームBの間のSilo化をなくす、Win/ Winの関係を築く、というところを目指すのであれば、「チームAとチームBのWin/ Winのありたい姿」を描く必要があって、定期的な打ち合わせやある特定のプロジェクトでは、そういった「ありたい姿を描く」というコミュニケーションにまで発展しない、ということかなと思う。

で、「どないんすんねん?」という感じだが、だからこそ、「勇気をもって話す」という当たり前のことに帰着するのかと思う…

尚、上記文章は、もともと「あるべき姿」と書いていたが、ここは「ありたい姿」と書くべきだなと思った。「同じだろ」と言われそうだが、自分のやりたいを声にするのが苦手な日本人だからこそ、あえて「あるべき」ではなく、「ありたい」という言葉を使うべきだなと思った。

Win/ WinのSolutionsが見つからない場合は、Dealしない(No Deal)の選択肢を持つ。

No Dealの選択肢を持つことで、無理をする必要がなくなり、Openになることができる。結果として

逆に、No Dealの選択肢を取ることができないと、Win/ LoseやLose/ Winのような妥協をせざるを得ない

これは、例えば、ある部署との問題があったとして、

  • その問題が小さい状態で早めに対応しようと思って、その部署と交渉する場合には、「No Deal」の選択肢がある
  • その問題が大きくなって、外圧(例えば、上層部からの命令)で、その問題を解消するためにその部署と交渉するとなると、「No Deal」の選択肢がなく、良くない選択をせざるを得ない

みたいな話かなと思った。

元の文章と自分の考えたことに少し乖離がある気がするが、意外と本質は捉えている気がする…

Win/ Winを実現するには、以下の5つのポイントがある:

  • Win/ WinのためのCharacter

    • 3つのCharacter (Integrity, Maturity, Abundance Mentality) が大切である
  • Win/ WinのためのRelationship

    • Emotional bank accountsの残高が高く、両者がWin/ Winを実現することに深くCommitしているRelationshipが理想である
  • Win/ WinのためのAgreements

    • 5つの要素 (「Desired Results」、「Guidelines」、「Resources」、「Accountability」、「Consequences」) を明確化する
  • Win/ WinのためのSystems

  • Win/ WinのためのProcesses

    • Habit 5とHabit 6

この中で「なるほどな」と思った「Win/ WinのためのCharacter」に関して、以下でもう少し詳しく感想を書く:

Win/ WinのためのCharacter

Win/ Winのための心構えとしては、以下の3つが大事である:

  • Integrity: Habits 1, 2 and 3

  • Maturity: 勇気と配慮のバランス

  • Abundance Mentality(多くの人が成功できるという考え方)

※ Abundance Mentalityを持つことで、お互いを敬い、認め合い、助け合い、一緒に意思決定する。そして、結果的に、可能性、選択肢、Creativityを広げる。

1つ目は、これまでのHabits 1, 2, and 3だから良いとして、2つ目と3つ目も「大事な考えだな」と思った。

2つ目の「勇気」に関しては、特に日本人は相手に遠慮しすぎ、配慮しすぎな部分があるので、より強く意識するべきかなと思う(もちろん、海外の人と一緒に仕事をした経験上、日本人以外の人でも、結構、遠慮とか、配慮とかする人は多い、とは思うが…)

実際、私も自分のことを「遠慮しているな~」と思うときがある。「物怖じしている、ビビっている」と表現してもいいと思うので、まさに「勇気が必要」ということだと思う。

3つ目の「Abundance mentality」は、もしかしたらほぼ初めて出会う考え方かもしれないなと思った。その意味でも、大事な考え方だなと思う。

ヒトは、誰しも「損をする」、「失敗する」、「出世競争に負ける」とか、いろいろなNegativeなイベントを恐れるあまり、おかしな振る舞いをしがちだが、それは、真にこの「Scarcity mentality」に起因している、ということかなと思った。

ちなみに、少し話はずれるかもしれないが、ケチな人も「Scarcity mentality」を持っているのかなと思う。ケチであることが悪いわけではないし、質素さは美徳でもあるが、ケチすぎるのはQuality of Lifeを下げるよな、と思えるのは、この「Abundance mentality」を持つことができないことに起因しているのかもしれないなと思った。

Habit 5: Seek First to Understand, Then to Be Understood

大事なのは、まず理解すること、そうすることで、自分が言ったことを理解してもらえる、ということ。

  • Seek first to understand, then to be understood.
  • コミュニケーションをEffectiveに行うコツである。

要は、OpennessやTrustを生むCharacterに基づいたEmpathic listeningを身に着けなければならない。

多くの人が、答えるために聞いている。あるいは、自分自身のParadigmsに基づいてフィルタリングして聞いている。それでは駄目。

すべきことは、相手のことを理解しようとして聞くことである。相手の気持ちになって聞くことである。相手のParadigmを理解することである。

人が欲するものは、Psychological survival

Empathic listeningにより、相手に上記のPsychological airを与えることができる。

まさに、U-labの「Listen with Courage, Curiosity and Compassion」かなと思う。

「話を聞く」という点に関して、かなり道半ばだが、少しずつできるようになりたいなと思う。

Empathic listeningはRiskyでもある。自分が影響を受ける可能性が高くなる。Vulnerableになる。だからこそ、Habits 1, 2, and 3で、自分自身のしっかりとしたCoreを持つことが重要になる。

そうかもなと思った。

だからこそ、多くの人が人の話を聞かないのかもな、とも思った。

要は、自分が影響を受ける、自分がコントロールされそうになる、というのを避けるために、ヒトは、無意識の内に他の人の話を聞かない、ということかと。

また、自分自身のしっかりとしたCoreを持てば大丈夫、とのことだが、みんな、「自分自身のCoreを持っていない」ということも自覚していて、だからこそ、人の話を聞かないのかもな、とも思った。

良い判断の決め手は、その状況の理解である。

これは、まさにそうだなと思う。

で、状況の理解とは、それぞれの人と話をして、その人の話を聞く、という以外にない、ということかと思う。

四つのダメなListeningのアプローチ:

  • evaluate: 相手の言うことに賛成するか、反対する

  • probe: 自分の考えをベースに質問する

  • advise: 自分の考えに基づきアドバイスする

  • interpret: 自分の考えに基づき理解しようとする

Empathy listeningを行うための手法:

  • mimic content: 言った内容をそのまま返す

  • rephrase the content: 少し言い換えて返す

  • reflect feeling: 相手の感情を承認する(認める)

  • rephrase the content and reflect feeling (2つ目と3つ目を両方行う)

自分自身のAutobiographyや自分自身のParadigmに留まっている限り、相手の真の問題には行き着かない。

Empathy listeningを行うことで、Transformational leadershipが可能になる。

実は、Empathy listeningをしていると、往々にして、人は、自分自身で問題に到達し、自己解決する。

これは、最近、読んだ1on1の本に書いてあることと同じだなと思った。

1on1を始めたからと言って、劇的に変わるわけではないが、やる前よりやった後の方が、お互いに話しやすくなったなという感覚はある。

と言いつつ、まだまだ自らも話をしてしまうときも多いが。

最近、この手のLeadershipの本をよく読んでいるが、結局、同じことを言っているなと思うことがある。

すなわち、「Listen with Courage, Compassion and Curiosity」がLeadershipの根幹であり、かつ、難しい(難しくてなかなかできないからこそ、どの本にも書いてある)、ということかなと思った。

ただ、2年前に留学するまでは、そういう考えはあまりなかったなとも思うので、あの留学は貴重だったなと思う。

と同時に、それまでの18年ぐらいの社会人生活でのLeadershipに関する育成って何だったんだろう?とも思う。

いろいろ研修は受けたが、そういう観点での学びはあまりなかった気がする(単に、学び・気づきのネタは存在したが、自らが気付いていなかっただけかもしれないが)

他の人のことを深く聞くようになると、そのPerception (受け止め方) に大きな違いが生まれることに気づく。 人々と一緒に関わりを持ちながら働く場合、その違いが産み出す影響に大きく感謝することになる。 Diversityの考え方も、この部分が大事である。Diverseな人々を集めても、いさかいが生じるだけで、うまくはいかない。 但し、そこでお互いのことをListenし、理解しあうことができれば、より大きな事ができる。 相手のParadigmsやConcernsを深く理解しようとする中で、自分、あるいは、自分のアイデアのCredibilityが上がる。 また、その深く理解しようとする過程の中で学びがあり、自分の考えも変わっている(進化している)。

これは深いな~と思う。

この部分は、次の「Habit 6: Synergy」の部分だと思うので、そこで感想を述べたいと思う。

Habit 6: Synergize

これまでのHabits 1 ~ 5は、Habit 6のSynergizeのためにある。 Self-awareness, Imagination, Conscienceなどの人間の力と、Win/ Winを求める思い、Empathic communicationが、Synergyを起こし、奇跡を生む。Synergyは、Principle-centered leadershipのEssenceである。

単なる寄せ集めではだめである。異なるものが、お互いを認め合い、お互いを補完しあい、助け合い、よりOpenで、Trustingで、Givingな関係にあるとき、Synergyが生まれる。

Habits 1〜5をしっかりと身に着けた上で、Open, Trusting, Givingな関係、コミュニケーションを行うことで、可能性を大きく広げることができる。

ほとんど全てのCreative endeavorsは、ある程度、よくわからないものである。曖昧である。よって、Ambiguityに耐性があり、かつ、PrinciplesやInner valuesに基づいたIntegrity, Securityが必要である。

自分をさらけ出すからこそ、相手もSafeだと感じ、自分自身をさらけ出してくれる。

Win/ Winを考えるため、3番目の選択肢があると信じる。相手の言うことを心の底から聞き、最初に理解しようとするため、ValuesとConcernsのComprehensive pictureを描くことができる。 これらの、Higher Emotional Bank Account, Thinking Win/ Win, Seeking first to understandにより、Synergyが生まれる。

違いを大事だと思わなければならない。その考え方こそが、Synergyのessenceである。人々の間のMental, Emotional, Psychologicalな違いである。 自分は、自分自身の思い込み(the paradigms of my own conditioning)に限定されている、と理解する必要がある。

それぞれの人が、それぞれの人の見方があり、それは両方とも正しい。そして、その両方ともが正しいと考えるからこそ、Win/ Winの第3のAlternativeを見つけることができる。 他の人のPerceptionsに違いがあるとわかったときは、喜ばなければならない。「素晴らしい。あなたにとって、どう見えているかを教えてくれ!」と言わなければならない。

正直、自分の提案なり、アイデアなりに対して、Negativeな反応やら、批判やらがあると、構えてしまう部分がある(誰しもがそうかなとは思う)。

ただ、周りが「それはいいですね」と言うだけであれば、何の進化もないというのもまさにその通りで、この辺りの建設的な議論ができるような関係、雰囲気というのが、Teamとしてすごく大事なのだろうと思う。

この「Team」というのは、自分が管轄するグループという意味でのTeamの場合もあれば、隣のグループと一緒に仕事をする場合は、隣のグループも含めた意味でのTeamの場合もあると思う。また、他の部署と一緒に仕事をする場合は、その他の部署も含めた意味でのTeamとなる。

自分の管轄するグループと遠くなればなるほど、Emotional Bank Accountの貯金が少ないはずで、だからこそ、Emotional Bank Accountの貯金をいかに増やすかが大事なのかなと思った。

そして、Emotional Bank Accountの貯金が多ければ多いほど、自分自身も、相手のNegativeな意見や批判に対して、より前向きに受け止めることができそうだな、という感覚があるなと思った。

こういうのが、まさに「心理的安全性」ということかなと思った。

まずは、「自分のチームを心理的安全性を持つチームにしたいな」と改めて思った。

相互に依存する状況において、Synergyは、Growthや変化に対抗するNegative energyを扱うという点で、きわめて強力である。 変化を起こそうとするとき、Driving forcesとRestraining forcesの両方が存在する。Logical reasonsは、Driving forcesとなる。 最初はうまくいく場合でも、Restraining forcesが存在する限り、バネが元に戻ろうとするかのように、Negativeな力が働いてしまう。 しかしながら、the motive of Habit 4, the skill of Habit 5, and the interaction of Habit 6の3つにより、そのRestraining forcesをうまく扱うことができる。

「Logical reasons」というのはダメだよ、というのは、ちょっと前に読んだ「Think Again」にも書いてあったような気がする。

「Logical reasons」を言うと、相手は自分がコントロールされそうになるという恐怖を持ち、逆に心を閉ざしてしまう、という話だったかと思うが、まさにその通りだなと思う。

やはり「Seek First to Understand, Then to Be Understood.」だな。

この辺の心理をしっかりと整理して体系立てて説明できる人はすごいなと思う。

  • You can be synergistic within yourself even in the midst of a very adversarial environment.
  • You can exercise the courage in interdependent situations to be open, to express your ideas, your feelings, and your experiences in a way that will encourage other people to be open also.
  • You can value the difference in other people.
  • When you see only two alternatives—yours and the “wrong” one—you can look for a synergistic third alternative.
  • Life is a team sport

この「Life is a team sport.」はとても良い言葉だと思う。

Habit 7: Sharpen the Saw

ついに最後のHabitである。

このHabitは、単に、Habits 1~6をしっかりと磨け(のこぎりを研げ)、というのがポイントのようである。

  • いくら良いのこぎりでも、研がないと切れないよ
  • あるのこぎりでずっと切り続けるより、いったん手を止めて、のこぎりを研いだ方が、作業もはかどるよ

ということかと。

以下のように、4つのDimensionsでののこぎりの研ぎ方が書かれている:

  • Physical: しっかり運動し、休息を取り、体調を管理する。時間をかけて行う。短期間では何も得られない。

もうすぐ45歳になり、歳を取ったなと思う今だからこそ、おっしゃる通りだなと思う。

  • Spiritual: 自分のコア、中心、自分自身が価値だと思うことへのCommitmentをしっかりと持つこと。Habit 2である。例えば、読書や瞑想により、Spiritualの部分をRenewalする。こちらも時間がかかる。

確かに、こういうLeadershipのような本だけでなく、映画や本などで心をリフレッシュさせるのは大事だなと思う。

  • Mental: 学び続けること(continuing education, continually honing and expanding the mind)。人生のより大きな疑問や意味、Paradigmsに関して調べ続けること、考え続けること。様々な読書やいろいろな人の意見に触れることも、学びの1つである。書くことも、Mental sawを研ぐ1つの手法である。こちらも時間がかかる。

そういや、先日、留学時代の友人(今は、San FranciscoのBay Areaで働いている)が日本に帰ってきていたので、2時間ほど会って話した際に、お互いに「学び続けるって大事だよね」と確認しあった。

大事だと思う。

  • Social/ Emotional: Habits 4, 5, and 6。Habits 1, 2, and 3も、Habits 4, 5, and 6も、実際に行うことは難しいため、日々の訓練が必要である。Win/ WinのAlternativeがあると信じ、相手の言うことをまずは聞く。そして、Synergyを生む。Emotionが大事である。(It’s highly related to our sense of personal security.)自分自身の内部から出てくるものである。(It comes from accurate paradigms and correct principles deep in our own mind and heart.)

少し話が飛ぶかもしれないが、昨日、子どもと一緒に「バケモノの子」を見た。

そこで、『くまてつ』が、

あるだろ!?胸ん中の剣が!胸ん中の剣が重要なんだよ!!ここんとこの!!ここんとこの!!

と言っていた。

まさにこの「胸ん中の剣」が大事だなと思う。

PhysicalとSpiritual、Mentalは、“Daily Private Victory”である。1日に1時間、上記のための時間を設けるとよい。自分自身のCharacterは、一朝一夕では身につかない、変えられない。 ※ Social/ Emotionalに関して、意味のある形で他の人を助けるという気持ちが大事である。

「一朝一夕では身につかない」 というのが大事だなと思う。

子どもの頃に 「継続は力」 という紙が壁に貼ってあって、今でも覚えている。

まさに、「継続は力」で身に着けろ、ということかなと思う。

人は、周りの人や社会の影響を受ける。周りの人の意見や見解、考え方の影響を受ける。我々は、周りの人に良い影響を与えるようにしたほうがよい。

自分だけではなく、周りの人にも良い影響を与えていきましょう、ということかと思う。

意識している場合もあれば、意識していない場合もあるような気もするが、いずれにせよ、説教くさくならないように、自然体でそういった良い影響を与えたいなと思う。

組織の場合は以下のように読み替える:

Physical = Economic

Mental/ Psychological = the recognition, development, and use of talent

Social/ Emotional = Human Relations (人がどう扱われるか)

Spiritual = Finding meaning through purpose or contribution and through organizational integrity.

今の自分のチームで置き換えると、

  • Physical = 成果
  • Mental/ Psychological = いかに成長できるか
  • Social/ Emotional = Teamとしてお互いを信頼しているか
  • Spiritual = チームが作る基盤の意義 or 会社そのものの意義

ということかと思う。頑張ろう。

人には休みが必要である。Take a break!

確かに。

この本の感想を書くのは大変だった。Take a break!