Fool on a hill

読んだ本やら、趣味の話やらを徒然なるままに書いていきます。

ありたい姿を描く

先日、ある著名な方の講演を聞いた。

この記事では、その講演を聞いていて「なるほどな」と思った点をつらつらと書いていきたいと思う。

資本主義による問題解決の限界

下の図のように、問題を「問題の難易度」と「問題の普遍性」という二軸で整理すると、

  • A ⇒ B or D ⇒ C の順に問題を解いていく
  • Aはよいが、B, Dのところに資本主義による問題解決の限界が存在する

という話をされていた。

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言われてみると当たり前の話であるが、「そうだよな~」と納得した。

昭和の価値と令和の価値認識がずれている

また、以下の表のように、昭和の価値と令和の価値を対比して説明されていた。

こちらも「なるほどな」と思った。

尚、残念ながら、自分はかなり昭和の価値認識を持って生きているなと思う。

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ありたい姿を描く

この2点を話した上での「ありたい姿を描く」という話である。

ここが自分の中でのその講演のハイライトだった。

要するに、

  • 下図のように、ありたい姿と現状のGapが問題となる
  • ありたい姿が描けないと問題を認識することができない
  • あなたは「ありたい姿」を描けているか?

ということである。

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その一例として、

  • テスラのミッション: 化石燃料に依存しない世界を創る
  • トヨタのミッション: ひととものを安全に運ぶ

という2つを提示されていた。

「テスラとトヨタのどちらの問題/ミッションがより価値を生むか?」ということである。

「そういう『ありたい姿』を描けるからこそ、意味のイノベーションを起こし、生活文化、社会文化を変えていくことができる」というのがポイントである。

普段、何気なく生きてしまいがちだが、常にこの視点を持って生きていく必要があるなと思った。