前頭前野について
"The Defining Decade: Why Your Twenties Matter--And How to Make the Most of Them Now"という本を読んでいて、「え?そうなの?」という驚きがあったので、ここで軽くまとめたい。
多少、意訳している部分もあるが、この本の一節に、
ということが書いてあり、「まじかよ!」と思った。
よく知られているように、言語を司る機能は、幼少期(生まれてから7、8歳ぐらいまで)に発達する。よって、小学校中学年ぐらいまでに英語圏の国に住むと、英語がすぐに身に付くが、その後(小学生高学年以降)に英語圏の国に住んでも、英語を学ぶのに苦労すると言われている。
実際、赤ちゃんの脳は、全ての言語の発音を聞き取ることができるが、小学生の高学年以降は、母国語の発音しか聞き取れなくなるらしい。これは、脳の中のニューロンの結びつきが最適化されてしまうからというのが、その理由らしい。
同じようなことが前頭前野で起きていて、かつ、それが10代の終わりから20代で起きる、というのはまさに衝撃の事実だなと思った。もっと早く知りたかった。
この事実は子育てにおいても非常に重要だなと思う。とは言え、具体的に、「じゃあ、どうするの?」と言われても、あまり何も思いつかないけど…
後、最近、コロナで対面でのコミュニケーションの機会が失われているが、その黄金期の世代の人にとってはかわいそうだな~と改めて思った。
(2022年7月18日 追記)
なんと前頭葉 (or 前頭前野) は、衰えるのが最も早いらしい。早い人では、40代で委縮が始まるとのこと。
というわけで、前頭前野を鍛え続けよう!!!
具体的には、
- 「自分が楽しい」を優先して考えてみる
- 最初から答えを求めすぎない
- 初めての食材や旅行先にトライする
- 投資などに挑戦、リスクを負ってみる
- 恋愛こそ感情の若さを保つ特効薬
などをするのがいいらしい。
知らんけど。