"Man's Search For Meaning"を読んで
"Man's Search For Meaning"という本を読んだ。著者はアウシュビッツ収容所を生き残った精神科医である。
この本のメッセージは、
- 人は環境や状況に対して自由ではない。すなわち、人は環境や状況により影響を受ける
- しかしながら、人は、その環境や状況に対してどのような態度で臨むかについては自由を持つ
- アウシュビッツのような環境においても、誇り高く生きていくことができる
- すなわち、苦痛すら、そこに意味を見出し、勇気を持って生きていくことができる
- そのためには、人生の意味を見出す必要がある
である。
この本を読んだからといって、自分が避けられないような苦しい状況に陥った場合に、勇気を持って胸を張って生きていけるかは謎だが、こういう本があると知っておくことは大事だなと思う。
また、自分にとっての「人生の意味」とは何なのだろうとも思った。普段、人生の意味を考えることもせず、何となく生きているが、著者曰く、「自由があるからこそ責任を持つべき。あたかも2回目の人生を生きるかのように、そして、何もしなければ、1回目の人生と全く同じ人生になるという気持ちで、自分の人生をデザイン/変革していくべき」とのことである。
「少年老い易く学成り難し」ってことかなと思う