「あなたのやりたいことは何ですか?」
本日は、
- あなたのやりたいことは何ですか?
という問いかけについて書いてみたい。
日本の社会では、「私は○○をやりたいです」と明確に言う人はあまり多くない印象を受ける。
本当にやりたいことがないのか、やりたいことがあっても言語化できていないのか、やりたいことがあっても、あまりそういうことを他の人に言うことが憚れるのかはよくわからないが。
もしかすると、
- 無意識の内にチームのやるべきことを優先するため、自分のやりたいことを素直に言う機会が少ない
- 普段から、そういう機会がないからこそ、言語化できていない人が多い
- そういう状態が慢性化すると、ますます自分のやりたいことがわからなくなる
ということかもしれないなとも思う。
筋トレにたとえると、自分のやりたいことを考える筋肉が劣化している人が多いのかなと。
逆に言うと、いろいろな人に「あなたのやりたいことは何ですか?」と訊くのは大事だなと思う。その問いかけをすると、問いかけられた人は、その瞬間、言語化しようと試みると思うので。
というわけで、機会があれば、そのような問いかけをするようにしている。
もちろん、はっきりと「○○をやりたい」と言う人はあまりいないし、また、今のタスクとかけ離れたことをやりたいと言われても、そのようにアレンジできない場合も多いのだが…
ということを考えていると、一年前に当時のボスから、
- どういうときに一番やる気が出る?
- どういうことをやりたい?
- どういうことを大事にしたい?
と訊かれたことを思い出した。
いきなり訊かれたので、何も準備していなかったが、そのちょっと前までの1年間の留学中にいろいろReflectionを行っていたこともあり、すっと、
- 自分にせよ、他人にせよ「学ぶ」ということに興味があり、そのサポートをするのが好き。
- ポジションが上がってくると、より多くの人をサポートできるようになるのでうれしい。
みたいなことを答えた記憶がある。
その後、そのボスからいくつかの新しいミッションを頂いたが、今、改めて振り返ると、上記答えを踏まえてのミッションだったのかなと思う。
また、そのミッションのおかげで、視野なり、世界なり、人脈なりが広がったのかなと思う。
というわけで、そのボスに感謝しないといけないなと思うし、自分も他の人にそういった問いかけをしていこうと改めて思った。