Fool on a hill

読んだ本やら、趣味の話やらを徒然なるままに書いていきます。

アウトプット読書のすすめ

この記事のテーマ

今日は、最近、始めてみた「アウトプット読書」なるものについて整理したい。

普通の「読書」の問題

基本的に本を読むのは好きである。昔からよく小説を読んでいた。

2011年ぐらいから、いわゆるビジネス書なるものもよく読むようになった。

ビジネス書は、読むと「なるほどな」と思うし、賢くなった気になる。

ただ、ひとつ問題を上げるとすると、「すぐ忘れる」という点である。

もちろん、ざっくりとどういうことが書かれているかは覚えているが、その本が伝えたかったエッセンスは、なかなか心に残らない。

最近は、その本の名前で検索すると、その本の概要を伝えるブログが見つかるので、それを読めば事足りる気もするが、やはり

  • せっかく読んだのに、あまり心に残らないと、読んだ意味が薄れるのでは?

という気がしていた。

解決策 → アウトプット読書

実は、数年前に米国に留学してから、無理して英語の本を読んでいる。

で、英語の本を読んだ場合、この「心に残らない」という事象がより顕著であることに気づいた。

母国語ではない英語で読んでいるから当たり前である。

心に残らないどころか、心に入りすらしていない可能性も高いというのが実状である。

で、それだと時間の無駄なので、

  • 本の要約を日本語でGoogle Documentに記載する

という作業をするようになった。

これだと、自分の言葉で置き換えないといけないので、必ず心に入る。素晴らしい。

と同時に、エンジニアとしての歩き方 - 都元ダイスケ IT-PRESS というブログでの「ブログを書こう」に触発されて、本で学んだことをブログに書くようになった。

「本で学んだことをブログに書く」となると、「要約を作る」という作業のさらに一段上の作業が必要となる。

なんせ人に伝えないといけないから、自分の考えや「何が大事か?」を整理しないといけない。

ここまでやると、さすがに心に残る。素晴らしい。でも、大変。

以上が、最近、始めた「アウトプット読書」である。

時間と労力はかかるが、「結局のところ、最も費用対効果が高い読書の方法では?」と思っている。特にビジネス書に関しては。

強いて問題を上げるとすると、読書をするのが少し億劫になるところ。

もちろん、ブログを書き終えた時の達成感は、それはそれでいいものだが。

人生って難しい。