Fool on a hill

読んだ本やら、趣味の話やらを徒然なるままに書いていきます。

若手からの課題提起と心理的安全性について

先日、ある若手と1on1をしていた際に、

  • 最近、どうですか?(私)
  • 少しずつ勉強しています。ただ、もっと改善すべきことを提案したい。(若手)
  • 提案すればいいじゃないですか?何故、しないんですか?(私)
  • 良い解決策が思いつかない。(若手)
  • え…?(私)

というやり取りをした。

私が「え…?」と思ったのは、解決策はわからずとも、チームの課題があれば、それを課題提起して、チームで解決策を議論すればいいのに、なんで?という思いからである。

要するに、この若手は、「課題提起とともにその解決策を提示できない場合は、課題提起をしてはいけない」と考えているということである。

確かに、その気持ちはわからなくもないが、駄目だよなと思った。Fixed Mindset vs. Growth Mindsetの考えにも通じると思う。

「Smartに見せたい」、「100点を取りたい」という思いから、そうなるのかなと思う。これは、日本の教育の賜物だろうかとも思った。

いずれにせよ、チームビルディングの観点からは、こういう若手の考え方やマインド等を把握した上で、どう発言・発信してもらうかが大事だなと改めて感じた。

最近、「心理的安全性」という言葉がよく使われるが、まさにそうだなと思う。

一方で、心理的安全性をいかに築くかは、なかなか難しいが…

こういった1on1は、まさにその一歩だなと思うので、引き続きしっかりやっていきたい。