Fool on a hill

読んだ本やら、趣味の話やらを徒然なるままに書いていきます。

「今年度の組織の目標を1つだけ変えてみて」というお話

先日、所属する組織の年度初めのキックオフがあった。

そこで、その組織の長から

こちらが今年度の組織の目標(4つの箇条書き)です。その1つを変えていいなら、どうする?各自で考えて、Slackに書き込んで!

というお題が出された。

 

このお題に関して、「これ、いいな~」と思ったので、備忘録として書いておく。

 

正直、最初に聞いた時は、「え?大変だな~。面倒くさいな~。」と思った。

その目標自体は、例年の目標をベースに、組織の長やその周りの人がしっかり考えたもので、完成度も高く、「それを変えるのは大変だな~」という感覚である。

 

とは言え、「そんなのやりません」というのもダサいので、真面目に考えることにした。

 

となると、まず4つある中から1つを選ぶことになる。

で、他の人のSlack上での投稿を見ていると、この「選ぶ」という部分で、その人の見ている視点が明らかになるな~というのがわかり、面白いなと思った。

 

また、完成度の高いものを無理やり変えようとするからこそ、自分の一番気になっていることを入れ込む形になり、かつ、それを無理やり言語化するというところが素晴らしいなと思った。

 

ちなみに、後で、その組織の長とも話したが、

どこかの本に書いてあった。確か資生堂。ああいう目標は、誰も気にしない。ただ、こうやってお題を出すと、穴が開くほど見て、考える。それで目標は達成している。

と言っていた。

 

この手法はどこかで使えるなと思うので、いつか使いたい。

 

そういや、ふと思い出したが、1年前のキックオフでは、「各自がキックオフそのものをKPT法で振り返ろう」だった気がする。あれも良かったなと思う。