主体性をもって仕事をすることについて
先日、チームの若手と話していたら、
上の人から「この仕事はあなたが自由にやっていいよ」と言われると主体性をもってやることができる。
一方、今のチームは、そういう明確な役割分担がない中、「主体性をもってやってほしい」と言われていて、少しやりにくさを感じる
と言われた。
ちなみに、チームは7, 8人のチームであり、いわゆるTwo-pizza teamになっている。ただ、そのチームがやるべきことは、これまでやったことがないタスクであり、試行錯誤をしながら進めていく必要があるという状況である。
その時に「あ、なるほどな」と思ったのは、
- この若手の過去の経験の主体性
- 上の人は、ある程度(その業務の)答えを知っているからこそ、「自由にやっていいよ」と言うことができる
- 全てを任されていて、かつ、上の人のサポートがあるからこそ、心理的安全性が高い
- この若手の育成/成長という意味ではよいが、新しい価値を生み出しているわけではない
- この若手の「チーム」が必要としている主体性
- 誰も答えをわかっていない
- 一人で試行錯誤するよりも、各メンバーがそれぞれ主体性を発揮し、チームとして健全にDiscussionsを行うことで、答えを生み出していくべき
- とはいえ、メンバーは、勇気をもって主体性を発揮する必要がある
- 逆に言うと、このチームには、まだ心理的安全性がない
ということである。
「では、どうすべきか?」と言われると、メンバー同士で1on1を行ったり、飲み会をしたり、スキルの平準化を行ったりして、心理的安全性を高めていくしかないよな~とは思う(当たり前のことしか思いつかなくて恐縮ですが…)
いずれにせよ、チームが成長していく過程の中で、各メンバーはいろいろ考えて、思い悩んでいるのだな~と改めて思った。チームのアドバイザーやコーチが、1on1や対話を通して、そういうチームメンバーの悩みを把握し、必要な手立てを打つことが大事なんだなと改めて思った。